新鮮で、安全な農産物を生産し安定供給をすることが
私どもの使命です。

当社は昭和30年、農産物の集荷販売を目的に創業いたしました。
以来、日本の高度経済成長と歩幅を合わせる様にして、今日の成長を見ましたことは、当社に対する関係各社のご厚誼のたまものと、深く感謝いたしております。
近年、食の安全性が大変重要視されております。農産物の栽培技術の発展はめざましく、また流通面においても急速な改革が進んでいます。こうした中にあって当社は消費者の皆様に、安全で良質の農産物を、できるだけ安定した価格で、量や時期に関わらず提供できるように努力を続けてまいりました。
当社の扱う農産物は今日の流通業界の要請に十分応え得るものと信じております。
今後ともより一層の研鑽を重ねてまいりますのでよろしくご指導のほど、お願い申し上げます。

土物の安定供給と安全性の実現

いつでも安心して美味しいものを食べたい、という私たちの欲求は、現在のところかなり満たされている様に思われます。豊かで安全な食生活を守るためには、量的・質的な対応だけでなく、安全性も確保しなければなりません。味はどうか、形や色つやはどうか、栽培過程はどうか、あらゆる観点から品質が吟味されて、農産物は消費者の元に届けられます。
そのような意味で、当社は「新鮮で安全な農作物を安定供給をする」という使命を果たすため、最大の努力を傾けています。たとえば、関東一円だけでなく、九州や沖縄、四国まで足を運び産地開拓を積極的に行っています。生産地の特性を生かし、生産量の確保や、優良種子を提供し栽培技術の指導、農薬、化学肥料の使用方法の指導などを行い、安全で、高品質農産物の安定供給に努めています。

当社の扱う農産物は、牛蒡、里芋、生姜、人参、さつま芋、じゃが芋などいわゆる"土物"でこれらはほうれん草、キャベツなどの"葉物"に比べて冷害や病虫害に強いのが特徴です。
こうした特徴を生かし安定供給のため、貯蔵設備の充実を図り、加工設備や施設の拡充に力を入れています。また農産物の安全確保のためには自社栽培や契約栽培を推進していかなければという考えのもと農業生産法人『北総愛農会』を設立、平成14年には『持続性の高い農業生産方式導入計画認定書』(エコファーマーの認定)を取得しました。種子の選定、栽培管理、収穫までしています。
同時に植物残渣を原料とした有機肥料生成の為の、堆肥場を新設し、化学肥料の削減を目指しています。また安全性を実現する為、栽培計画段階より、トレーサビリティーを実現するなど、販売形態の多様化、情報開示の必要性など時代に対応すべく日々努力し、取り組んでいます。


生産から加工直送を軸とした全国展開

産直強化によってニーズに対応

当社は創業以来、60年にわたって培ってきた信頼を基盤にして産業を開拓し、また業界に先駆けて大手小売店と取引契約を結んでいます。とりわけ、大手小売店では、生産から加工、納入する「産地直送」を推し進めています。つまり、より産地を強化する事によって、販売網を全国規模にまで拡げてゆきたいと考えております。そうすることにより適切な生産管理ができ、産地から直接消費者に送られるので、消費者の皆様には、安全で安定した新鮮な農産物を食べていただけるわけです。また、外食産業や加工食材向けの、素材提供を目的とした関連会社(株)ワタナベフーズは、需要の多様化に対応するべく日々努力しています。

経営基盤の拡充へ全社一丸

当社では、産直をより強化するため、全国展開を目指すほか、経営基盤の拡充に向け着々とプランを実現しています。
テナント事業の拡充、さらに貸し倉庫の建設、国産野菜の冷蔵加工工場の建設計画など、全社一丸となって、企業発展の為に頑張っています。